「プロモ未来ラボ」研究員ブログ

「プロモ未来ラボ」では、所属研究員たちが「気になる」・「知りたい」・
「注目している」ことを自ら取材・体験し、レポートしていきます。

「ウニヒピリ」を大切に。

2019年9月3日

 先日、ウィスット・ポンニミットさんのイラストが描かれている『ウニヒピリのおしゃべり』という本を発見しました。タイトルからは何もわからなかったのですが、可愛い表紙とタイトルの響きに惹かれて読んでみると、ハワイに古くから伝わる「ホ・オポノポノ」というスピリチュアルのお話でした。「ホ・オポノポノ」では身の周りで起きる事象は全て、自分の中にある潜在意識の記憶が原因と言われています。その潜在意識を「ウニヒピリ(インナーチャイルド)」と呼び、記憶をクリーニングしつつ、ウニヒピリを大事にすることで、本来のあるがままの生き方を取り戻し、周りの出来事も良い方向へ変化していくという考え方です。

 作中で最も印象的だったのは「無駄なものが一番キラキラしていて、人生はそういうものを食べたがってる」という言葉。ミニマリストの必要なモノだけ持つという考え方や、近藤麻理恵(こんまり)さんの整頓術が人気を博す中、逆行とも感じられる言葉です。より道の中でふと気づくことコトや、ただ持っているだけでテンションを上げてくれるモノ、一見するとムダに思える中にも大事なことが沢山眠っていて、自分の「ウニヒピリ」が喜んでくれるのだそう。この言葉は、効率重視になっていた私には衝撃でした。

 「ムダ=悪」という概念に縛られ、ムダだからとすぐに切り捨てるのではなく、自分はそれをどう感じているかという気持ちも大事にしたいと思いました。